3月17日

 とってもいい天気ですっかり春らしい陽気の中でのワークショップ。
 今日はこのサイトを見てワークショップを知ったSさん、Yさんも初参加。自己紹介から和やかな雰囲気でいつもの柔軟、発声、呼吸法、早口言葉、3月3日の日誌で紹介したポンプに入る。
 その後、スローモーション。最初は1拍に1歩ペースの等速のウォーキングから始める。ウォーキングと聞くといわゆるモデル歩きやモンローウォークのようなものを想像してしまうかもしれないが、あくまでも「自然に歩く」ということが主眼である。1拍に1歩から、次に4拍で1歩、8拍で1歩というようにペースを変化させる。途中で「500円玉が落ちているのを見つける。あ、こっちも、あっちも、」といった動作の指示が入るが、ペースに応じて「自然に」動くことが要求される。
 次はエチュード。今回の場所設定は「焼肉屋」。メンバーの組み合わせを何通りか変え、「接待」、「ダブルデート」、「1人のメンバーが全員に奢る」などの大まかな条件を与えられる中で自由に演技をする。他人の演技を見ている時は面白くもあるが、自分が演技する側になると、短時間でメンバーの人物関係を説明しようということに集中してしまうために台詞を言うことの方が先行してしまい、全体的には肝心の「焼肉屋」という場所設定を巧く生かすことができなかったように思える。(ながとも)

*ながともは新しい劇団員。2001年12月22日のワークショップ日誌で「Nさん」と紹介されている人物。ワークショップに参加したことがきっかけで今年8月の第7回公演に参加することになった俳優だ。写真は焼肉屋のエチュード。左からYさん、池野、ながとも、松澤。
 昨年秋から行ってきた2001-2002ワークショップもこの日が最終回。4月からは第7回公演に向けて本格的な稽古に入る。(江平@管理人)

3月3日

 3月に入って初めてのワークショップ。今日はひなまつり。
 メインメンバーが3名休んだので、演出の羽田野を含む4名でのワークショップとなった。前半はいつも通りの基礎練習に加え、前回同様、通称「ポンプ」という重心移動をしながら呼吸法を行うという練習をやった。意識を集中させてやるので、本気でやるとかなり疲れる。
 後半は小噺に挑戦した。テキストに載っている小噺の台詞を見ながら演技する。それぞれイメージを膨らませ、他の人がやったものは自分の理想とどれだけ違うかなどを話し合った。個々に良い部分、悪い部分があるが、小噺をテンポよく、オチをしっかり、軽快な語り口でやるのは、まだまだ難しい作業であった。(池野)

2月17日

ストレッチ・呼吸法の後、歩きながらの呼吸法を行う。
腰を落として重心を安定させ、足を上げながら息を吸い、足を下ろしながら息を吐く。腰の位置を平行に保ちながら移動するのが、意外と難しい。
同じく、歌舞伎の見栄を切るような形で思いっきり息を吐く「サル」というのを行った。

次におこなったのが「なりきり」。
大工やら評論家や貴族になりきって、みんなからの質問に答える。ごくふつうの「好きな物は何ですか?」という質問に、意外な答えや突飛な答えが返ってきておもしろい。

また、一人がある絵を言葉だけで説明し、
聞いている人が、その説明から絵を描き、元の絵をあてるという練習も行う。
絵はほとんど意味を成していないものなので、説明の言葉に詰まることもしばしば。
生き物に例える人が多いが、その形から感じる雰囲気を説明する人もいた。
最後にみんなで描いた絵を見せ合うと、けっこうばらばらで、
独自のキャラクタが描かれていたりする。
正解の絵はというと・・・うーん、ぜんぜん違う。

基礎的な体の動き、いろんな発想を必要とするワークショップでとても勉強になった。(宮川)

 *宮川さんは次の公演に参加することになった役者さん。高崎賢一郎やTAIRAと同じ舞台に立ったことがある縁で、前回の公演にも色々と手を貸していただいた。写真は「正当化」のゲーム。円になって歩いているところに合図が入り、それぞれポーズを作る。指名された人は「お腹が痛くてトイレに行くところ」など自分のポーズを正当化する説明をする。続いて隣の人から順にその説明に関連した内容(例えば「トイレが一杯で驚愕しているところ」など)で自分のポーズを説明する。以上をできるだけ早いテンポで繰り返し行う。肉体と脳、両方の瞬発力・柔軟性を養うゲーム。(江平@管理人)

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