1月27日

27日日曜日。稽古場での最後の稽古、及び通し稽古が行われました。

ご本尊（あいざわりわ作）が温かく見守る中、皆が今持っているものを全て出そうと念じながら、通し稽古をしました。
ちなみにこの「ご本尊」は、本番であいざわと共に登場します。お楽しみに!!

あたふたの稽古は、土日のみです。なので、平日に芝居のアイデアを練ったり、改善策を考えることになります。
この作業が、一月に入ってからは目に見えてスピードアップしました。先週と全然違うものが生まれたりして、稽古を見るのが楽しいです。

小屋入りを控えた今週の月火水、役者達は、それぞれがいつにも増して考えこんでいることと思います。私も、最後の最後まで成長する心持でいきます！

そんな役者達を見かけたら、頭をなででやるか、甘い物を与えてあげてください。
普段より感激し、きっと良くなつきます（食事制限を言い渡された約２名を除く）。
わん。（宮島）

＊『ナツヤスミ・ニ・テン・ゼロ』稽古日誌も今回が最終回。皆さん、是非劇場でお会いしましょう！公演終了後は舞台写真、楽屋写真など随時掲載していきますので、こちらもお楽しみに。
　写真は左がからさとう、堀、稲葉谷、石井、あいざわ、宮島。書道の練習成果もお楽しみに！（江平＠管理人）

1月20日

私たちは、これまで芝居という“料理”を皆で作ってきた。
どうすればおいしくなるだろうか？
どうすればおいしそうに見えるだろうか？
どうすれば自分達も楽しく料理できるだろうか？

料理は作り手から食べる人への贈り物だ。
作り手の好きなモノを、作り手の好きな味で仕上げて、作り手が満足しても、
それは食べる人への贈り物にはならない。何も伝わらない。

食べてくれる人の事を想って、作れていたのだろうか？

願わくば、
少しでもいいから暖かい気持ちで『ごちそうさま』と言っていただけるように、
私たちの料理を食べてくださる全ての人を想って、
私たち自身も楽しみながら料理ができるようにがんばりたいと思った。
そして最後に笑って『ありがとうございました』と言えるといいなぁ。

今日の通し稽古は、こんな感じでした!!（あいざわ）

＊写真は左から宮島、さとう、稲葉谷。衣裳も揃ってきて調子に乗っている三人。（江平＠管理人）

1月13日

一円玉を拾うことが好きです。
ちいさいけれど思いがけず手に入る幸運。

ホントは一万円札を拾うことの方が好きなんだろうけど、
一万円札はめったに落ちていないから。
たまに出会える、誰にも拾われないで落ちている、一円玉が好きです。

一円玉なんてわざわざ拾わないよ、という人に聞いてみると、
一円玉を拾う動作には一円以上のコストがかかるから、との事。

でも、どれだけコストがかかっても、確かに一円が手に入るなら、
やはり、拾うと嬉しいのです。

演劇の稽古もそうかな、なんて思います。
たくさんの労力をつかって、ちっちゃな１つを集める。
やっぱり、その１つが嬉しいのです。

願わくば、集めてゆく１つ１つが、何かの形になります様に。（石井）

＊写真は左がから宮島、あいざわ、稲葉谷。（江平＠管理人）

2008年1月6日

公演まであと１ヵ月になりました。
今まで自分のことで精一杯だったのが、
ようやく自分にも他の役者たちにも余裕が出てきて
提案や意見が飛びかっております。

最初の頃から比べると、いやー、すごい違いです。

が、体調を崩す者もいます。

今日は目が腫れたので病院に行くという役者がおりました。

年末年始に鳥取県境港市の「水木しげるロード」に行った子なので、みんなで

「『目玉のおやじ汁』、飲んだからじゃないの？」

と噂しまくってました。

その後、目玉のおやじの「目ヂカラ」について盛り上がりましたが、
（それ以外のなにものでもない、という話）
誰も目玉のおやじの声真似をしませんでした。

きっとあれだ。
みんな、おやじに目玉を乗っ取られるのが嫌だったんだろうな（笑）。（稲葉谷）

＊『目玉のおやじ汁』は「汁」と書いて「ドリンク」と読ませるらしい。写真は左がさとう、右がQui-Ta。（江平＠管理人）

12月24日

12月24日はクリスマスイブです。
この夜、神様がこの世に人間の姿で降臨してくださいました。
キリスト教徒の方にはとても嬉しい、ありがたい日です。
そう、キリスト教徒にとっては。

んふふ。
このネタ何回使ってるんだろう。

いいえ、私は断固主張するのです。
クリスマスは、クリスチャンではない日本人にとっては普通の日であるべきと。

そういう意味では、東京あたふたは日本人として誇りある集団です。
だってほら。
12/24だって、朝から晩まで稽古場こもって稽古です。
加えてそれが2回目の通し稽古だっていうんだから、もう、素晴らしいです。
稽古が終わって打ちあげて、帰途につく頃には、
いわゆる「日本のクリスマス」は静かな夜を迎え、
何事もなく年末へと進む街、そして、人々なのでした。

さて、そんな2回目の通し稽古。
通す度に見えてくる、諸々です。
1回目での課題をステップに2回目、そして3回目、4回目、そして・・・。
通す度に前に進め。
自信をもって板の上に立ち、
お客さんへ届けるために。

・・・切羽詰らないとエンジンかからないとこがたまに傷なメンバーですが（笑）
ちょっとわくわくしてきたよ。
皆、残りの一ヶ月、頑張ろうね。（さとう）

＊キリストは「神様」ではなく「神の子」では？まあ三位一体ともいうから同じことか。いずれにせよキリスト教徒でないものが生半可な知識でクリスマスを語っちゃいかん。
　とはいえ、我が家にも24日夜サンタクロースが来たし、25日には鳥の丸焼きといちごのケーキを作って「きよしこの夜」を歌っちゃったりしたのであった。
　写真は通し稽古のもの。劇中の書道シーン。左からさとう、堀、稲葉谷、その後ろに石井、右端が宮島。皆筆を持つのは何年ぶりかといった感じの書きっぷり。正月には書き初めも兼ねて練習してきて頂きたい。（江平＠管理人）

12月16日

１回目の通し稽古から３週間。
「設定年齢が高すぎる。もっと “挑戦する” “若々し い” 60代を！」
とのオーダーを受け、それではと「今月のヤマカワ先生」を考案、
本日のご披露とあいなった。が、あっさり却下。
むむっ、「来月のヤマカワ先生」や如何にっ！（Qui-Ta）

＊この日は稽古に顔を出せず、惜しくも「今月のヤマカワ先生」は見逃してしまった。来月は是非。とか言ってるうちに本番だよ！舞台では一体どんな「ヤマカワ先生」に会えるのだろうか。（江平＠管理人）

12月9日

こんにちは！生クリーム大好き近藤です。

第一回の通し稽古も無事終わり、各々課題が浮き彫りとなった稽古場は今まで以上に熱気を増しています！

役者個々のシーンに対する思い入れ、このセリフはどうしたい（この場所で言いたいとか、この時相手はここにいてほしいとかね）といった希望など、前に前にと出せる様になってきてます！

この調子で一つ一つ詰めていき、台本以上の舞台に出来ればと役者各々頑張ってますので、本番をお楽しみに〜♪（近藤）

＊本番までは生クリームを控えて体を絞った方が良いのではなかろうか。（江平＠管理人）

12月1日

前回、『第一回通し稽古』という名の死闘を経た我々は、
様々な思いを抱き、本日の稽古に臨んだのでした。

なるほど、本番に近い空気を味わい、更にその映像・音を
目にし、耳にした上で一週間の時を経ただけあって、皆それぞれに
改良が施されたような感じです。

もちろん私も負けじと思い切ったイメチェンを施しました。
前回の通し稽古の後、衣裳の小島さんから
「稽古着が短パンとかありえないんだけど。
何？衣裳も短パンにされたいわけ？？」
といったダメ出しを頂いた私は、今後あたふたの稽古場で
短パンは二度と穿くまいと心に決め、なんと本日の稽古は
ハーパンで臨んだのでした。

こうして私たちの芝居は日々進化しております。
皆様、来年の2月2日・3日は是非、ウッディシアター中目黒へ！（堀）

＊衣裳担当小島みのり嬢のダメは「ここまで稽古が進み、衣裳のデザイン決まっているのだから、本番の衣裳に近い形のものを着用して稽古に臨むべきではないか」ということであろう。単にスネ毛が見苦しかったからではないと思われる。（江平＠管理人）

11月25日

初めての通し稽古を行いました。お出かけシーズン真っ只中の三連休ですが、この日に向けて、役者達は毎日稽古をしていたのでした。脚本を書いた木村さんと衣装担当の小島さんも、通し稽古を観に来てくださいました。

通し稽古ってことで、ビデオに撮りました。終わった後、皆でただちに観るのです。
私は芝居に出るのが久しぶりなので、自分を画面で見るのも久々でした。何だか、いまいちな箇所の自分は、小動物に似ていました。

問題点を初めて客観的に見て、自分の「ダメ出し帳」には結構な書き込みが入りました。すぐには直せないだろうことも沢山出てきました。
だけど、演出と役者以外の人に一部始終を見てもらうのはこの日が初めてで、「それなりに、嬉しかったなぁ」というのが私の感想です。 やはり、見ていてくれる人がいるというのは、普段の稽古と気持ちが変わってきます。

本番でも、このありがたみを感じて芝居したいものです。（宮島）

＊一回目の通し稽古をビデオに撮って見るのはあたふた恒例。デジタル全盛の時代に今だアナログ8ミリビデオを使用している。しかもテープは第5回公演くらいからずっと通し稽古を上書きしている「通し稽古専用テープ」なのだが、今回さすがに画像が乱れた箇所があった。面目ない。次回の通し稽古からは新しいテープを使用するするので、ご安心を。（江平＠管理人＠通し稽古撮影係）