11月18日

発声練習で未だノドが痛い。お腹から声を出す、というイメージがまだぼやけている。
そんな時、「あくびをする時に出すような声の出し方をイメージするといい」というお言葉をいただく。おぉ、いつも眠い私にとって得意分野じゃないか!
たしかにあくびの時に出る「ふゎあ〜ぁ」って声、普段の声より響いてる感じがするな…。ほんの少し、イメージが膨らんだ。ふむふむ。

そして今日はみんなより一歩遅れて、ダンスの練習に参加。
ダンスなんて、高校の体育祭以来だ(不安だ…)。
まずはさとえみ大先生率いる「あたふたダンサーズ(仮)」のダンスを見せていただく。
う〜む…むむむぅ。
それから一つ一つの動きを教わったのだが、このダンスはカウントでキッチリ動くのではなく、音楽を感じながら流れるような動きを表現するものだということを理解した。頭では、理解しましたよ先生!!
気付けばみんな汗だくでダンシング。
今は動きを覚えるのに精一杯だけど、みんなの心が一つに集まって表現できたら、きっと素敵なシーンになるはず。
いや、なる!してみせる!!
いよぉーし、今日から毎日、自主練だ☆(あいざわ)

*写真は左からあいざわ、堀、さとう、石井。鏡を見ながら振りを覚える。プロのダンサーのように美しく統制のとれた踊りではないけれど、体型もバラバラ、年齢もバラバラ、特に見目麗しい訳でもない人間が一所懸命踊っている様は、別の意味で面白い。(江平@管理人)

     

11月10日

 はじめまして。石井隆平と申します。

 今回ゲストとして出演させていただくことになりました。稽古には遅れて11月から参加しています。この日誌にも今回が初めての登場です。どうぞ、本番まで、よろしくお願いいたします。

  同じ悩みを悩み続けていることは、時間がもったいないなあ、と思うことがあります。答えの出ない悩みを悩み続けるくらいなら、悩んでいる時間を使って、先に進んでしまった方が良いかな、と思うのです。例えば、ハンバーグとスパゲッティどちらを食べようか?と迷っているくらいなら、とりあえず、どちらかを食べてお腹いっぱいになってしまった方がハッピーなのではないかしら?と思うのです。

 とはいえ、いつもそんな考え方が当てはまる訳でもないし、悩むのをやめて決めた事がその後うまくいくとも限らない。でも、やはり、同じ悩みを悩み続けるのは、なんだか時間がもったいないなあ、と感じるのです。

 、、と、感じてしまうのも、私のここ数年の悩み、ダイエット、なんてものがあるからです。

 加齢とともに増え続ける体重に、痩せなきゃ痩せなきゃ、と思い続けています。その度にジョギングを始めてみたり、演劇の公演にあわせてダイエット日記を書いてみたり、色々と悩んできましたが、一向にこの悩みと決別できる気配がありません。久しぶりに会う友達に「太った?」「太った?」「太りました?」と挨拶されることにも、いささか疲れてしまいました。

 良い機会である事に、演出・羽田野氏から今作の私の役のイメージの具現として「痩せろ」と言う指示が出ています。「そろそろお別れかな…」なんて恋人との別れを決意する人ではないけれど、そろそろ、この悩みとはお別れです。

 さようなら。2月にはお別れだね。…あえて目標数字は述べないけれど。

 、、と、いうことで、目標に向けて本日も稽古に汗を流したのでした。(石井)

*引き締まった体で颯爽と舞台に現れる石井を乞うご期待。(江平@管理人)

     

11月3日

最近の私の習慣。

なにやら頭の中で(意味不明な)動きを考えている。
だって演出家も「好きにおやんなさい」って言ってくれるし。
※とはいえ、いずれ却下される可能性大(笑)。

作品に「意味」を与えるものではない。
おそらく作品に「変な色」を加えるものだ(苦笑)。

さて。
「さとえみ」ことキムチサラダスパ仲間のさとうえみが、
某シーンのイメージを一週間かけて考えてきた。
一通り教わったあとしばし沈黙していたら

「あ、イメージと違うなら言って欲しいんですけど・・・。」

いや、すまん。
その中に勝手にいろんな動きをいれたくなって
いろいろ考えていたのだよ。

我々は他人の集まり。
その他人同士が、どれだけひとつになって
ひとつの作品が出来るか。
まだまだこれから相手のことを知らなくちゃいけない。うん。(稲葉谷)

*さとうは「はまこい」で活躍するなど、ダンスのキャリアも長い。この日はその素養を生かした演技プランを披露。本番に採用されるかどうかお楽しみに。写真は左から堀、宮島、稲葉谷。(江平@管理人)

     

10月27日

10月27日、日曜日。
台風一過。晴天なり。

「あぢい!!!」

完全防寒、無駄に上着。
…病み上がりだったもんで。
汗ダクダクになって稽古場入場。

―でも、病み上がりに甘えないzo☆
ちょっとした覚悟をし、
かくして日曜日の稽古の幕が上がった。

ところが。

バタバタバタバタ
バタバタバタバタ…

走るー走るー俺ーたーちー(by爆風スランプ)

本日、なんでこんな走ってんのだおいら?っちゅうくらいやるシーンやるシーンでヘロヘロヘテロです。
病み上がりがどうとか、そういう問題じゃあない。

こりゃあ本番が大変だあ??
もっとスタミナつけなくちゃ。

もうろうとした頭でそんなこと考えたのでした。

ちゃん、ちゃん。(さとう)

*写真は10/28のもの。左が近藤、右がさとう。前日に引き続き体力勝負の稽古。(江平@管理人)

     

10月21日

第1回通し稽古まで約1ヶ月。すでに台詞が全部入ってしまいそうな私。余裕だね。ま、出番も少ないけどね。
羽田野家より配られた泥付きさつま芋。煮て食おうか、焼いて食おうか、思案中。
一方、我が家からは「ぬれせんべい」を差し入れ。義母が送ってきたものだ。いま、この味と食感にはまっているらしい。皆の反応はどうかと思ったが、まずまず好評で一安心。
その他、ゴボウせんべいに紫いもせんべい、各種漬物や佃煮が送られてきたが、こちらは毎晩、私が酒の肴につまんでいる。
食べ物つながりで最近ショックだったのは、何と言っても「赤福」だ。関西出張の折にはよく買う。今年初めに客演した「時の工房」の稽古にも持って行った。あれもきっと「冷凍もの」だったに違いない。皆さん、ごめんなさいm(_ _)m 記者会見の度にやつれていく、かの社長さんに免じて許してくださいな。(Qui-Ta)

*出番は少ないけど重要な役所のQui-Ta。今回は脚本書いてないんだから、役者でたっぷり貢献してもらわないと。写真は左がさとう、右がQui-Ta。
 「赤福」は「冷凍もの」でも良いので今度お土産にお願いしたい。毎日TVに映されるので、食べたくなってしまった。(江平@管理人)

     

10月13日・14日

稽古日誌を楽しみにされている皆さまこんにちは、近藤淳です。
今日は好きな食べ物をお教えしましょう。やっぱり《お好み焼き》ですな。主食としても全然平気です。タレたっぷり!マヨたっぷり!鰹節モリモリで!
あっ!前置きがながくなってしまいましたな…。

という事で本編を…。
本番まで4ヶ月を切り俄然盛り上がってきましたよ〜。他劇団であれば、これ位の時期から稽古を始めるんでしょうが、我々あたふたは社会人劇団なので稽古を《土日祝》と限定してる為、エンジンの掛かりも早いのです。
13(土)・14(日)の稽古は、主に役者同士が意見を交わし、シーンを造りあげていく作業で進んでいきました。
そんなの当たり前の作業だよ!ってツッコミを頂いてしまう所なんでしょうが、まだよそよそしい所ありまして…。あっ、もしかしたら自分だけ浮いてて空気読めてない所あるのかもしれませんが、もっともっと役者同士コミュニケーションをとって素敵な作品へと仕上げていきたいので、本番当日をお楽しみに〜♪(近藤)

*役者同士でディスカッションしながら演技を組み立てていく作業が、やっとできるようになってきた稽古場。「奥ゆかしい」とか「遠慮」とか、そういう美徳は捨てて頑張るのだ!写真は左からさとう、稲葉谷、近藤。(江平@管理人)

     

10月7日

この日、基礎訓練に新しいものが加わりました。
「悪女」と「さる」。
って、言葉だけでは何だか分かりませんね。

「悪女」は、下半身に力を入れるポーズを取ったまま、中島みゆきの「悪女」を歌うというものです。
最初につま先を外に向けて、左右のかかとをくっつけてしゃがみ(管理人注:相撲でお馴染みの「蹲踞(そんきょ)」の姿勢)、歌いながら徐々に立ち上がっていきます(かかとは上げておく)。
つま先立ちのまま一節歌った後、少しづつ腰を落として最初の形に戻ります。

「さる」は、歌舞伎の見得のポーズを取りながら息を強く吐くというものです。左右交互にポーズを取りながら呼吸を繰り返して前に進み、最後には正面に向かって腹から声を出します。
これをやってると、力みで顔が赤くなるから「さる」と言うそうで。

…で、この辺で、よその部屋から「うるさい」と苦情が来ます。
うーん。

この二つ、宮島はまだ一回しかやっていません。なぜなら、これを教わった次の日、
机を足の上に落としてしまったから。
あれから2週間、まだまだ腫れてます…。(宮島)

*補足説明。「悪女」も「さる」もそうだが、要求されているのは「下半身」に力を入れることではない。力を入れるのは「臍下丹田(せいかたんでん)」と呼ばれるところで、お臍の少し下にあるからだの中心。ここを意識することで、体の重心が安定する。丹田にさえ力を入れておけば、手足は力まなくても自然と体が安定するので、堂々と力強く、同時に軽やかに動くことができるというわけ。なかなか最初からそんな境地には辿り着けないが、これらの訓練を通して役者の皆には、自分の身体の隅々にまで意識を到達させること、更には身体を意識的にコントロールする感覚を身に付けてほしい。(江平@管理人)

     

9月29日

今日の台本稽古は、シーンを作るというよりは
役者ひとりひとりにスポットをあてて稽古するような
厳しく険しいものになりました。

台本稽古ってのは、部品を組み立てて製品にしていく
組み立て作業のようなものと思いきや、時と場合によっては今日のように材料から部品を削り出すような作業もあるわけですね。
工程としてはだいぶ最初の方ですけれども。

来年の2月にはお客様に満足いただけるモノをお届けしようと、強く思う次第です。(堀)

*自分はどんな「材料」なのか、どんな「部品」になり得るのか、どんな「部品」にはなり得ないのか。また、どんな「部品」がこの芝居、この場面で必要なのか。それが見えて来ないうちはなかなか稽古は進まない。とはいえ、少しづつ少しづつ、地道な作業は進んでいる。写真は左がさとう、右が近藤。(江平@管理人)

     

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